台風が来るときに一番やってはいけないこと
台風13号の日本直撃は回避され、14号も熱帯低気圧へと「自然消滅」
ひと安心と思ったら、 早くも台風15号が向かってきています。
あらためて台風が発生するメカニズムをご紹介しますと・・・
まず台風は、東経180度より西の、北太平洋や南シナ海で発生します。
例年、7月から9月にもっとも多く発生しますが、昨年は7月末までに平年を上回る12個が発生し、8月12日から16日には、5日連続で15号から19号が発生。
20号に達するのは、1971年に次ぐ、過去2番目の早さでした。
ちなみに1年間でもっとも多くの台風が発生したのは1967年で、なんと台風39号まで発生しました。
近年、台風の発生数が多い理由としては、
・台風が主に発生するフィリピン沖の海面水温が平年より高く、台風が発生するのに適した温度になっている。
・本来ならインドなどに雨季をもたらす「アジア・モンスーン」が、平年より強く西から吹いていて、太平洋高気圧の縁を流れる東風と合流して、台風発生のきっかけになっている。
など、様々な条件がそろっていることが指摘されています。
これからは、本格的な台風シーズンに突入です。
予断を持たず、気象情報の確認をしっかりとしておきましょう。
また、台風による被害で結構多いのが、
「田畑や河川へ様子を見に行って、川や用水路に落ちる」
雨で増水した川や用水路は、境界が見えにくくなるので、誤って転落する危険が高くなります。
そもそも、台風のような大きな災害が来たら、個人で様子を見に行ったからと言って問題が解決するものではありません。
台風接近時には、こうした行動は、絶対にやめましょう。
また台風が通過すると、必ずと言っていいほど屋根や看板が飛ばされるなどの被害も多数起きています。
さすがに、こうした大きなものは個人の力では予防のしようがありませんが、ベランダや庭に置いてあるもの(バケツや物干し竿など)は、飛んでいくと凶器になります。
こうしたものは事前に屋内へ収納しておきましょう。