第48回全国消防救助技術大会が開催されました!
いざ火災という時、危険を顧みず、消火活動や人命救助にあたるのが消防士の皆さんです。
そんな消防士の皆さん、何事もない時は何をしていると思いますか?
「ソファーでゴロゴロしながら、ポテチを食べつつテレビでも見てる?」
いえいえ、とんでもない!
消防署の近くに住んでいると聞いたことがあるかもしれませんが、消防士の皆さんは、何事もない時でも、日々訓練に明け暮れています。
文字通り、訓練自体が仕事の一部なんです。
そんな消防士たちが日頃の訓練の成果を見せるのは、もちろん災害の現場ですが、それ以外にも年に1回、競技として競い合う場があるんです。
それが「全国消防救助技術大会」です。
これは、消防士の技術向上や福利厚生などを目的としている一般社団法人 全国消防協会が毎年主催している、消防士のための競技会です。
48回目となる今年は、昨日8月25日(日)に岡山市で開催されました。
開催地が岡山市ということで、地元のヒーロー「桃太郎」にあやかり、今年のスローガンは、
「勇鬼(ゆうき)~桃太郎のまち岡山から新たな伝説を~」
でした。
実際の競技は、陸上(岡山市消防教育訓練センター)と水上(岡山市立市民屋内温水プール)の二つの会場に分かれて開催されました。
陸上では主にロープを使った救助訓練を8種目、水上では溺れている人を救助する訓練を8種目、それぞれ実施しました。
いずれの競技も、救助活動におけるスピードや正確さなどが採点対象として競われたそうです。
面白いのは、この競技会、参加した消防士たちの技術の優劣をつけるという採点方法ではなく、「やるべきことが出来ていたかどうか」がポイントになっているということ。
つまり、きちんと手順を踏んで正しく救助活動が出来ていれば、全員合格で「入賞」となるんです。
なので、ほとんどの参加者が「入賞」となり、後は一番タイムが良かった参加者が「代表受賞」という形で、事実上の「優勝」となるわけです。
確かに救助活動は、「人命を救助できるかどうか」がもっとも大事なことなので、こうした協議会では、この採点方法はベストだと思いましたね。
次回の開催地や日時は、まだ未定ですが、このブログでもチェックしていきたいと思います