熱中症にご注意!
台風が過ぎ去った後は、再び気温が上昇してきて、今日の日中などは、昨日と打って変わって蒸し暑くなりましたね。
こんな時に注意が必要なのが「熱中症」。
詳しいメカニズムは、こちらにお任せするとして・・・
実は、熱中症で亡くなる人に占める高齢者の割合というのが、結構高いそうです。
厚生労働省が発表した「年齢別に見た熱中症による死亡数の年次推移」によると、平成22年以降、平成29年までの間で、熱中症による死亡数の実に7割から8割が65歳以上の高齢者で占められています。
その理由は、
・高齢者は体温調節機能が低下しているため、自分の体温が上昇しているという自覚を感じにくい。
・高齢者は、元々体内の水分が少ないうえに、これも「のどの渇き」などを感じる機能が低下しているため、適切な水分補給が出来ない。
・高齢者にありがちな「もったいない」意識からくる、冷房の未使用
などが挙げられます。
こういった観点から、高齢者の熱中症予防は、周囲の人たちの注意喚起も大事なのですが、だいたいにおいて熱中症で命を落とすのは、周囲に親しい人がいない、いわゆる独居老人が多いようです。
昨今の世相を反映するような無情なデータを見るにつけて、「共助」社会を築くことの難しさを感じますね。