防活しようぜ!

防災番組に取り組んで10年。その過程で得た知識や経験をドンドン発信していきます!

「ブラックアウト」について考える

昨日は「防災の日」ということで、このブログでもご紹介ました通り、全国各地で防災に関するイベントなどが開催されたことと思います。

 

そんな中で、個人的に気になったのが、昨夜放送されたNHKスペシャル「巨大都市 大停電〜“ブラックアウト”にどう備える〜」でした。

www6.nhk.or.jp

内容は、昨年9月に発生した北海道胆振東部地震で、北海道全域が停電した、いわゆる「ブラックアウト」の発生時の状況を振り返りながら、東京で「ブラックアウト」が発生したら、どうなるのか?ということを、再現ドラマと専門家のコメントで解説したものでした。

 

大規模災害が発生すると、インフラがマヒするとはよく言われることですが、この番組を見てあらためて、そのリアリティについて考えさせられました。

電気が止まるということが水道や交通などにドミノ倒しのように与える影響を考えるにつれ、現代社会における電気への依存度が、どれだけ大きいかを思い知らされる番組でした。

 

正直、ブラックアウトが起きたら、個人レベルで問題に対処するのは、ほぼ不可能です。

よって、出来ることと言えば、非常用の食品や飲料をしっかり確保しておくこと、懐中電灯やポータブル充電器など、個人レベルで準備できそうなものは、ことごとく準備しておくことくらいでしょう。

 

それでも、何の準備もしていない場合より、避難生活は格段に安定させることは出来ます。

あらためて普段からの備えを心がけて頂きたいと思います。

 

なお、この番組ですが、9月4日(水)の午前0時35分からNHK総合にて再放送がありますので、見逃した方は、ぜひご覧いただきたいと思います。